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2007.10.25(Thu)
ついに寝屋川の少年事件の控訴審の判決が出た。
私は最後から4回傍聴した。
判決は懲役15年。
原審判決が懲役12年だったので3年重くなった。


私の感想としてはまぁそんなところかなぁと。
判決は主に?社会的要請(被害者感情)、
?少年刑務所は充分とは言えないが有害無益とも言えない、
このあたりを理由として弁護団の主張であった
少年院での保安処分という選択を排除した。
さらに無期懲役を求めていた検察にも
被害者感情の要素を多分に含めることによって
最低限の配慮は示した結果と言えるだろう。
無難な判決と言える。


私は4回傍聴したが正直言って最後まで難しかった。
何が難しいかと言うともちろん広汎性発達障害という
新しい概念の病気に対する知識不足もあったのだが
そもそも障害者を裁くということがどういう意味を
持つのかが途中からわからなくなった。
個人的には殺人犯なんて即死刑にしてしまえ!って
短絡的な考えも少しは持っている。
しかし法廷で実際に発達障害者を見ると
彼に刑事施設での処遇が果たして意味があるのかが
わからなくなってきた。
今回の控訴審の裁判官によると少年刑務所は
無益ではないと言うことだが。


もちろん少年院に行こうが少年刑務所に行こうが
障害が治癒されるわけではない。
むしろどちらに行こうが何年収容されようが
開放に向かうどころではなく悪化の可能性も
かなり高いだろう。
被告は未だになかなか真の反省心に至ることが
難しいという。
どうすれば更正に資する刑事処遇ができるのか。
彼にとって有益な処遇とは何なのか。
解答なんてないのじゃないか。
いや、ないのだ。


これで上告せず確定すると日本の少年刑務所に
初めて広汎性発達障害者が収容されることになる。
何もかもが初めてのことで施設としても手探りの
処遇が始まることだろう。
ここは少年院の個別処遇のエッセンスも多分に
参考にして良い前例としてもらいたいものだ。

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