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2007.07.27(Fri)
平成17年(わ)第7696号
(沖縄集団自決冤罪訴訟) 大阪地裁


今日は大阪地裁で沖縄集団自決冤罪訴訟の
証人尋問が行われた。
これは当時の軍隊員が岩波書店と大江健三郎氏を
訴えた勇気ある裁判なのだ。
これまで戦後ながらく旧軍人しかも無辜の村民を
死に追いやったとして黙して死んでいったたくさんの
帝国軍人がいる。
そういった英霊を弔う意味でも注目すべき裁判だ。


10時から傍聴券が配られるので行ってみると
双方の支援者と思しきお年寄りでたくさんだった。
傍聴券の競争率は3倍程度だっただろうか。
私は運よくゲットできた。
こういう関係者が多い裁判で私のような無関係な者が
傍聴券を手にすることに多少の罪悪感はあるが
国民の知る権利を行使したまでだ。
何も気にすまい。


午前に原告側から1名、午後は原告側1名、被告側1名の
3名の尋問が行われた。
まず原告側の2名はいづれも渡嘉敷島で赤松隊長の
指揮下にいた人だ。
お二人とも赤松氏をさして慈悲深い尊敬できる
人物だと言っていた。
そして手榴弾の交付を民間人に行った事実はないこと、
赤松氏の命令で集団自決が行われたわけがないこと、
過去に新聞などに悪し様に書かれた内容は取材されても
ないのに書かれたものもあること、
このような従来通りの主張がなされた。
ただあまりにも時間が経ちすぎてしまったためか
肝心なところで記憶がなかったり不明瞭な点もあり
なかなか小気味良い尋問にはならなかった。


被告側からは座間味村での集団自決の現場にいた
母親を持ち、本件に関する著作や村史、県史の著述もある
女性が出廷した。
この女性も長年の取材の中でかなり事件への認識が
変わっており、主張は歯切れ良いものは感じなかった。
現在の認識では座間味村においては梅沢隊長の
直接命令についてはあったかどうかわからない
(以前はないと思っていた)が軍命令があったのは
間違いないという立場らしい。
要するに軍隊という組織においては隊長が命令を
出そうが出そうまいが最高責任者である隊長には
最大の責任があるということだ。
もっと言えば鬼畜米英憎しで捕虜になるよりは
自決を良しとした日本軍、皇国の性格が島の人々を殺したという
認識だそうだ。


私の個人的な考えでは原告を応援する立場なのだが
やはり客観的にみて被告側証人の言っていることは
ややおかしいと思う。
彼女の著作は全て被害者となった島の生き残り住民から
なのであるが、果たして当事者の証言をそのまま
鵜呑みにして公に発表して良いものだろうか。
このレベルでは真実に近づけないだろう。
それに隊長命令と軍命令の違いというのは
組織論をどのように見るかという立場の違いに
よって違う。
昭和天皇の戦争責任とも共通する永遠の課題だ。


とにかく当事者が日々少なくなっている今のうちに
早く調査を進めないと誰も当時を知る人間が
いなくなってしまう。
しかし原告証人の記憶は薄らいできているし、
被告証人もやや肩に力が入りすぎていて被害者の
声だけを取り上げているようでは進展しない。
ともにやや物足りないかなぁと。
どこが落としどころになるのでしょうか。
次回は沖縄地裁で、その次は大阪地裁で。
大阪には大江健三郎氏の証人出廷が予定されているので
また傍聴券には長蛇の列が出来そうだ。


どうでもいい話だけど傍聴席からヤジが
午前・午後に1回ずつ出て腹が立って。
神聖な場を茶化すんじゃねーよ。
午前の非常識な親父は被告代理人から原告証人に
質問が始まったころから隣の連れのおっさんに
「そろそろボロが出てくるぞ」と嬉しそうに話したり
原告証人が被告代理人からの質問を上手く咀嚼できずに
あいまいな答えになった時には法廷中に聞こえる大声で
「聞かれたことだけ答えたらええんや!」と叫んだり。
耳の遠い高齢者が60年以上前のことを思い出しながら
慣れない環境で長時間質問に答えているという
非日常の光景に思いをいたすことはできないのだろうか。
大の大人の態度として恥ずかしくないのだろうか。
そもそも「ボロが出てくる」なんていう次元の目線で
この大きな意義のある裁判を見ているなら
勉強し直してこいって感じだ。
傍聴席には原告の関係者だってたくさんいるんだぞ。
あんたの狭い視野だけで場を茶化すな。
あんたはケージの中に入って数十年前の記憶を
辿りながら次々となされる質問に答えることが
できるのか。
私もあんたも無理だろう。
ならば自分の都合で高齢者に罵倒を飛ばすな。
あまりにも腹がたったので。


沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会

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