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2007.04.27(Fri)
またしても出てきた。
昭和天皇最後の侍従であった故・卜部氏の日記である。
生前に本人から朝日新聞に託されたという。
今後全5巻で発売されるらしい。


「靖国神社の御参拝をお取りやめになった経緯 
直接的にはA級戦犯合祀が御意に召さず」(01年7月31日)
とある。
裕仁天皇がA級戦犯合祀に違和感を持っていたことは
間違いないのだろう。
未だに日経が全文を出さないが昨年の富田メモに
残されていた日付と同じというから間違いはない。
それはそれでよいのだ。
私だって尊王の人間だからそのお気持ちは
尊重しなければならない。


しかしこれを公表した朝日新聞に多少なりとも
政治的意図はなかったのか。
折りしも安部総理訪米のタイミング。
以前から預かっていた資料なら何も
改憲論争や日中外交にスポットライトが
当たっている今でなくとも公表できたのではないか。
時機を待っていたとしか思えない。
時機というより反撃のチャンスを。


私はこれが天皇の側近であろうといかなる故人であろうと
オフレコの文書を公にするというのはジャーナリズムから
反していると思う。
ここから先はオフレコと言われればそこから先を
口外することはあってはならない。
侍従で言えば木戸、寺崎、富田、小倉らがこうして
マスコミを通じて公表するような形になってしまったが
これらの遺族なりが公表に反対すべきだ。
天皇の生の声を知っていても侍従らは現職中は
決してそれを口外はしない。
しかし天皇が崩御あそばされて侍従本人も物故したからと言って
何でも世間に曝してよいものだろうか。
今回の卜部氏のようにあえて朝日新聞に託して
いたというなら皇室に近い人物に反皇室ともいうべき
思想を持っている人がいるのではないかと
勘ぐりたくもなってしまう。
宮内庁の人間として本当の忠臣であるなら
決してそれをマスコミを通じて公表するなどという
愚行に走らないと思う。
それは遺族も含めて。


特に天皇の生の声などというものは
死後時間が経ったからといって
白日の下に曝してよいようなものではない。
あえて言うなら公式に伝えられるお言葉の他は
ずっと伏せたままにしておいて欲しい。
神格なんて言葉を使うと古臭い皇国史観のようだけど
やっぱり国民に尊敬され敬愛される存在として
個人的な思想信条に基づいた発言は公にすべきでない。
朝日新聞や昨年の日経新聞が狙って私の
考え方とは真逆の方法を採っていることは
よくわかる。
こんなやり方がマスコミの言う開かれた皇室というのなら
開かれる必要などない。
単に昭和史の闇がこれで一つ解けたなどという
安直な歴史解釈の話ではなくて国家の長たる
天皇のお声を粗末に扱うなと言いたい。
故人の声を軽々しく扱うなと言いたい。
まさに死人に口なし。

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