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2006.12.17(Sun)
教育基本法改正案が参議院で
否決された。
安倍さんも就任1年目の
課題が思ったよりも早く
片付いてヤレヤレといった
ところだろう。


結局、野党の頑張りは届かなかった。
そりゃそうだろう。
イジメ問題やTM問題が結果として
本質の議論から遠ざけるように
与党有利に働いたのだ。
国民の目も野党議員の目も
外野にそらしておいて
その隙に大仕事をやってのけるの
だからやはり自民党は
腐っても自民党だ。


最後の最後に民主党が野党連合を
裏切って与党側に擦り寄ったようで
そのあたりは野党の結束の難しさを
感じさせられた。
やはり民主党は何らの思想も信念も
持ち合わせてはいないのだ。
その時々の損得勘定で動くのみ。
ここ数ヶ月のニュー小沢を見ていれば
納得できてしまう。


また議論が愛国心を文面に盛り込むか否かに
収束されてしまったのは残念だ。
確かに愛国心を巡る話題は事欠かないし
国民的関心もとても高い。
そこに話題を集中させ他の重大事項を
上手い具合にぼやかした与党と
国民世論に訴えんがためにまんまと
それに嵌って愛国心論争だけに
収束させてしまった野党連合。
うーん、ここ半年の自民党の
やり方はセコくはあるが、
結局は政治は数とパワーの世界だと
言わんばかりの見事な独走であった。


実は愛国心論議は全体で見ると
細目にしか過ぎないのだ。
それがかつてのような不幸な時代に
逆行する起点になるとか、
軍国主義化するなどとつまらぬ
批判をする連中が国内にもいるが
そんなわけはあるまい。
それは現実離れしすぎている。


現実の問題は教育への国家の
干渉の度合いが大幅に増すと
いう方向性が示されたことだ。
これまでのような各学校が持つ
自由裁量の度合いが減ることだ。
今までも大枠は国が決めていたが、
それが大枠、中枠までも国が
介入して、ひょっとすると
所管の文科省からの下達ではなく
時の内閣の要請によって
様々な下達が行われる可能性が
高まるという危機だ。


愛国心のような各論ではなくて
こういった教育の生き死にを決めるような
大きな変更点を野党は追及すべきでは
なかったか。
改正条文案を読めばそのくらい
誰でも読み取れるではないか。
この時期の改正理由を与党は
おおっぴらにしないというが、
そんなものは安倍さんが身命を
尽くし、ライフワークとし、
党是としている改憲を任期中に
実現することではないか。
なぜ野党はそんなわかりきった
ことにいつまでもこだわるのだ。
それに愛国心なんて最後は
心の問題と言えば逃げられるに
決まっているのだから、
そこまで拘る必要はなかった。
改正案を読めば他に看過できない
問題点が沢山見つかったはずだ。


私は個人的には改憲支持だから
今回の教育基本法改正そのものは
支持をしたい。
ただ教育への国家権力の介入度合いの
爆発的増加が懸念されるからそれだけは
与党からしっかりとした説明を
聞きたかった。
あまり介入はすべきではないと思う。
「国や郷土を愛する心を養う」
素晴らしいフレーズだ。
こんなことを条文に差し込んだだけで
大きく国の思想や信条が変わるわけでなし、
軍国主義に回帰するなんてありえない。


これで安倍さんの仕事の3分の1くらいは
終わったような気さえする。
あとは参議院選挙とアジア外交と改憲かな。
改憲への手筈は着実に整いつつある。
今回の成立過程を見ていると
やっぱり自民党は強いなって感じた。
ちょっとやそっとの野党の頑張りでは
止めることができないのだ。
参議院選挙も案外スンナリと
波風立つことなく終わるのではないか。
そんな無風状態に逆に不安感を
抱かされた今回の改正案可決劇だった。

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