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よーく考えよう
2006.09.26(Tue)
今日は奈良女子殺害事件の死刑判決と
安倍新政権発足のニュースが流れまくっています。
しかしあえて少し気になる話題を。


ここ最近読んだ本の中でダントツに
面白かったのが奥野修司氏の新刊
「心にナイフを忍ばせて」です。
ネタバレしたくはないのですが、
結末が衝撃的すぎるのです。
ざっと紹介すると60年代の
ミッション系高等学校での
同級生殺人事件の被害者と
加害者のその後のルポです。
刃物でメッタ刺しにした挙句に
首を切り落とすという猟奇的な殺人。
犯人は自らも被害者を装うために
自らの体にも刃物で傷をつけます。
しかし警察の捜査ですぐに足がつき逮捕。
被害者家族の父親は変わり果てた
首のない息子と対面することになります。


ここから被害者家族の崩壊が始まります。
父親はパチンコ狂い、趣味の釣りに没頭。
挙句長年勤めた会社を突然退職。
母親は事件後2年ほどほとんど布団で
寝たきりの生活。
家族ともコミュニケーションを取れず、
たまに悪魔が乗り移ったかのように
家族を罵倒したり大暴れをしたり。
妹は学校の教師が手を持て余すような
問題行動を繰り返すようになっていく。
家族にまともな会話や楽しみがない
状態が何年も延々と続きます。
そして母は社会復帰に向けて自営を
始めるがドンブリ勘定で上手くいかず。
それに振り回される父親と妹。
そして父の死。


いわゆる家庭崩壊ですね。
そして社会に戻ってきた加害者が
現在就いている職業は・・・・
ネタバレするので言いませんが、
非常に社会的に名誉のある職業です。
つまり被害者家族は完全な家庭崩壊。
加害者家族は少年法の主旨にのっとって
立派な更正を果たしたという話です。
しかし加害者は被害者家族に対して
あらかじめ決められた賠償も途中で止め
最近2度だけ被害者母と電話で話したが
謝罪どころか罵詈雑言を浴びせる有様。
こんなルポです。
やるせないですよね。。。。


それでこの本が数日前から2ちゃんねるで
紹介されまして、加害者の特定が
やはりというべきか始まってしまいました。
それでどうやら精度の高い特定ができたらしく、
勤め先のHPのメールフォームから
謝罪すべし!といったプチ祭状態が
起こっているらしいのです。


確かに謝罪の一言も言わないどころか
電話で罵倒するなど人間の所業とは
呼べない鬼畜生だと思います。
しかし法に則って復帰を果たし
大学で勉強をして職に就いた
加害者の現在の生活を脅かすような
ことは危険すぎると思います。
しかもそれを匿名の世界でするというのは・・


この本がどのような目的で書かれたのか
それは私にはわからない。
もしかすると本とネットを利用して
世論を動かそうという目論見も
多少はあったのかもしれない。
だがこの勢いでいくと加害者は
今の職場にいれなくなるどころか
プライバシーが危うくなる。
もし週刊誌が報じたりしたら
どんなことが起こるか。
本件はネット社会の危険性をまざまざと
見せ付けられたような気がしました。
色々と考える材料になりそう。

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